財団について

 公益財団法人 国際協和奨学会は「協和の心を持った国際人」の育成を通じて、世界の友好親善と相互理解を目的に1986年7月に文部省(現文部科学省)から許可を受けて設立されました。

 諸外国から我が国の大学、大学院、専修学校等に留学する私費留学生に対し、奨学金援助を行っている民間財団です。

金田品二

創立者 金田品二

ごあいさつ

国際人の育成で世界の友好親善を

 国際協和奨学会は、「協和の心を持った国際人」の育成を通じて世界の友好親善の増進を目的に、1986年文部省(当時)の認可を受け、財団法人として設立され、2013年には内閣府より、現在の公益財団法人として認可されました。当時から今日まで世界情勢の変化は目まぐるしく、ますます「協和の心を持った国際人」の育成が急がれます。

 当奨学会では、海外からの私費留学生のうち、特に“学業成績”と“人となり”が優れ、研究意欲の旺盛な学生に、奨学金を毎月一回“手渡し”で支給し、その際に日々の暮らしでの悩み、進路などの相談や、共通の話題に花を咲かせる、奨学生どうしの交流の場をつくっております。この場が異文化の交流と理解に大いに役立っており、現役の奨学生にも好評で、世界で活躍している卒業生からも往時を懐かしむ便りが届いております。

 2016年からは、日本人学生の海外留学支援も開始いたしました。当奨学会の奨学金受給資格は、前述の“学業成績”と“人となり”のみであるため、これまでの奨学生は政治体制や宗教、民族も様々です。これに日本人海外留学生が加わり、より厚みを増しております。

 また、同窓会組織「椙樹会」では、現役の奨学生と卒業生との交流を深めており、機関誌『椙樹』を隔年発行し、現在の活動や意見を述べ合う場としています。

 私どもの営みは、全世界的な視点から見ますと、まことに小さなものに違いありませんが、国際親善の第一歩が人と人との信頼関係にあるとするなら、着実に前進しているのではないかと考えております。

 どうぞ、私どものささやかな事業に、ご理解とご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人 国際協和奨学会代表理事

堀江 瑞子

事業内容

公益財団法人国際協和奨学会は、私費外国人留学生に対する奨学金事業、及び日本国籍を有する者に対する海外留学のための奨学事業

沿革
1986年
7月 財団法人国際協和奨学会 文部省(現文部科学省)より許可
第1回理事会にて 金田品二代表理事就任
10月 第1回私費外国人留学生 奨学金贈呈式
1988年
1月 椙樹会発足(奨学金授与終了後の同窓会)
1989年
1月 「椙樹 創刊号」発刊
1990年
12月 「椙樹 第2号」発刊
1992年
12月 「椙樹 第3号」発刊
1994年
5月 理事会にて 金田昌子代表理事就任
創立者金田品二名誉会長就任
10月 創立10周年記念事業として 当財団のロゴマーク募集
1995年
1月 「椙樹 第4号」発刊
2月 創立10周年記念事業の当財団ロゴマーク決定
5月 「財団法人国際協和奨学会10年のあゆみ」発刊
8月 創立10周年記念式典
1997年
1月 「椙樹 第5号」発刊
1999年
1月 「椙樹 第6号」発刊
2001年
1月 創立15周年記念号「椙樹 第7号」発刊
2003年
1月 「椙樹 第8号」発刊
2005年
1月 「椙樹 第9号」発刊
6月 創立20周年記念「20年史」発刊
7月 創立20周年記念式典
2007年
1月 「椙樹 第10号」発刊
2008年
2月 創立者金田品二 逝去(享年100歳)
12月 「椙樹 第11号 創立者金田品二 追悼特集」発刊
2010年
12月 「椙樹 第12号」発刊
2013年
1月 「椙樹 第13号」発刊
5月 公益財団法人国際協和奨学会 内閣総理大臣より認定
6月 第1回理事会にて 金田昌子代表理事就任
2015年
1月 「椙樹 第14号」発刊
6月 第11回理事会にて 金田昌子代表理事就任(再任)
2016年
8月 創立30周年記念「30年史」発刊
2017年
4月 「椙樹 第15号」発刊
2019年
1月 「椙樹 第16号」発刊
2021年
1月 「椙樹 第17号」発刊
6月 第34回理事会にて 堀江瑞子代表理事就任
2023年
3月 「椙樹 第18号」発刊
役員名簿
評議員 中村冬木
仁科力
吉岡準史
理事 堀江瑞子(代表理事)
南雲一郎
長沼宗昭
髙木俊弘
監事 伊藤文雄
情報開示資料
R2 R3 R4 R5 R6 R7
事業計画
収支予算書
財産目録
貸借対照表
正味財産増減計算書
正味財産増減計算書内訳表
事業報告